2020

Amenouzumenomikoto Course Report 天鈿女命育成講座　報告書

宮崎の文化と、社会包摂の礎になることを願って

アーツカウンシルみやざき（公益財団法人宮崎県芸術文化協会）の事業報告書のデザインを担当しました。
アーツカウンシルみやざき

天の岩戸から天照大御神を引き出すために、踊りで神々を笑わせて盛り上げた天鈿女命になぞらえて、障害のある人が太陽を引っ張り出す存在になってもらいたい、そんな願いを込めました。

この事業は４つの大きな柱によって成り立っています。
１．文化芸術を障害のある人の仕事としての可能性を探る「ダンスステージをつくるワークショップ」
２．コミュニケーションから表現、そして仕事を考える「レクチャーシリーズ」
３．障害のある人もない人も、誰でもが集まる拠点の運営
４．文化によるソーシャルインクルージョンと題したシンポジウム

世の中の変化において、社会包摂とは何かを考えるために、まずは障害のある人もない人もお互いを理解し、考え、感じる機会が必要です。そのためにプログラムされた上記内容の詳細と、参加者の思いなどが綴られています。仕事とは、表現とは、文化とは…実践を交えた参加者やファシリテーター、登壇者の言葉にハッとすることが多い内容でした。もし、手にとる機会があればぜひ読んでいただきたい報告書です。

アーツカウンシルみやざきの担当の山森さんとは、以前BEPPU PROJECTの山出さんを招いた講義の主催をされていた時に初めてお会いしました。大切だけれど簡単ではないとを、パッと明るく、ぐんぐん推し進める様子にいつも刺激をいただいています。今後もみやざきの文化芸術の発展を引っ張ってくださるような機関ができて、期待が高まっています。

• Clientアーツカウンシルみやざき
• Designウフラボ