2023
Hagumu no akari Clinic はぐむのあかりクリニック
未来と医療を育み届ける
未来と医療を育み届ける
2023年5月に開業した「はぐむのあかりクリニック」のロゴデザイン、ツールデザイン等を担当しました。
はぐむのあかりクリニックの院長、荒木先生は、これまで小児科医・新生児科医・在宅医として勤務されていました。そのため、NICUの卒業生や基礎疾患があるお子さん、医療的ケア(経管栄養や在宅酸素など)が必要なお子さんも安心して受診できるクリニックです。また、通院が困難な方の自宅や施設への在宅医療も行っています。
そうしたクリニックの特徴を伝えるために、シンボルには2つの意味を込めています。 ひとつ目は「あかりを抱く鳥」。愛情豊かに子育てをする様を表します。 丸い灯りは子どもたちであり、未来でもあります。
ふたつ目は「医療を届ける手」。 医師が患者宅を訪れ、在宅診療で希望を届ける様を表します。「育む」には「羽包む(はくくむ)」という意味が含まれ、親鳥がひな鳥を羽でおおい包むことを意味し、愛情の象徴です。
室内のシンボルツリーにははぐむの鳥がいて、ここから子ども供達の元へあかりを届けに飛んでいく様なイメージを与えてくれます。
対話を大切にし、患者さま本人と家族が大事にしていることを尊重したいと語る荒木先生と、スタッフの皆さん。これまでも医療的ケアの必要な子供達や家族を支援するNPO(NPO法人にこり)を通して地域の人に寄り添い続けてきたため、すでにたくさんの家族の信頼を得ているクリニックです。
ウェブサイトはy2さん、クリニックの撮影は目野つぐみさん。あたたかで、真摯なメッセージと、明るく楽しそうなクリニックの様子がじんわりと伝わってきます。