2014

Nagano Internal Clinic ながの内科クリニック

目を見て、話を聞いて、手書きのカルテを大切にするクリニック。

2014年3月24日に春日市白水ヶ丘にオープンしたながの内科クリニックさんのロゴやサイン、グラフィックツールのデザインをしました。

長野先生と初めてお会いした時に「わたしは電子カルテは使いたくないのですよ」とお話をしてくださいました。内科は、患者さんのお話をよく聞き、診察をし、その後はお薬を処方することが全てです。なので、「話を聞く」ことがとても大事なのですが、電子カルテだとどうしても、パソコンに向かい記録をしながら話を聞くかたちになってしまう。お年寄りの患者さんも多いので、昔ながらの紙のカルテに手書きで記録をとることで、きちんと話を聞いている姿勢が、患者さんを安心させることにもなる、とおっしゃっていました。

とてもまっすぐで、患者さんの気持ちを大事にした先生の思いが印象的で、その思いをロゴに昇華したいと、今回デザインしました。ながの先生の「な」を、鉛筆と紙のカルテ、聴診器をモチーフに構成しています。今回はキャラクターぽさは無くし“真面目でやさしい”印象のロゴを目指しました。カラーは先生が選んだ落ち着いたブルー。

建築設計はGlobal Architects Team GATさん。入り口まで大きく斜めにカットされた壁が院内へと自然に人を誘導します。シンプルで居心地の良い内装で待ち時間も快適です。ウェブサイトデザインはy2横山さん。手書きの印象をウェブサイトにも反映、先生の人柄がにじむデザインになっています。

写真（中・下）：横山洋平さん

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