2019
Mogushi umi no Kodomo en もぐし海のこども園

子供たちと、まちで育つキャラクター

もぐし海のこども園 Mogushi umi no Kodomo en

子供たちと、まちで育つキャラクター

熊本県の天草市、茂串にあるこども園のキャラクターと、ウェブサイトのイラストレーションを担当しました。
もぐし海のこども園

お話をくださったのは、熊本のウェブ制作会社モンブランさんと、ライターの福永あずささん。福永さんは同じ年齢で同じ宮崎の高校出身、ひょんなきっかけで大人になってから出会い、意気投合して晴れてご一緒することができました。「ウェブサイト用のキャラクターを作って欲しい」というご依頼で、会ったその日にみんなでアイディアをふくらましました。

園はウミガメが産卵にくるほど美しい「茂串海水浴場」のすぐそば。周辺は小さな港町です。当初、園の名前は「牛深海のこども園」が第一候補。ずーっと字面を見ているうちに「海牛(かいぎゅう)」という文字から「マナティー、ジュゴン目」が彷彿され、キャラクター「もぐもぐ」が誕生しました。牛深といえば牛深ハイヤや、美しい色合いのヒオウギ貝など。地域の文化や特色を織り交ぜながらキャラクターの設定で盛り上がりました。

もともと、茂串保育園として今の園長のお父さんの代から地域の保育を担ってきた園ですが、時代の流れと共に「こども園」としてスタートすることになりました。「園庭の遊具を全部とっぱらって、泥だけにしたらしい」「こどもたちは朝から帰るまで泥だらけで自由に遊びまくっているらしい」「こどもたちの絵の勢いがすごい」「畑でとれた野菜で給食をつくる」など、聞けば聞くほど興味深い園です。

ウェブサイトには、そんな園らしい自然でいっぱい、自由奔放なこどもたちの様子が溢れるように紹介されています。生き生きとしながら、どこか品があって美しい写真は熊本のカメラマン山口亜希子さんの撮影です。

実はウェブサイトの公開後に、やっぱりロゴやパンフレットが必要なのでは、というお話が持ち上がり現在進行中です。あまりに魅力的な園の方針で、私も見てみたかったこともあり、昨年夏に制作メンバーで茂串に行きました。朝の会も、おゆうぎの練習も、特になし。子供たちは夢中でどろを捏ね、投げ、塗りつけたり、側の水路で服のままはしゃいだりとエネルギーで満ち溢れていました。ロゴとパンフレットの公開も楽しみです。

Client

もぐし海のこども園
863-1901 熊本県天草市牛深町1212-2
TEL.0969-72-2772
http://mogushi.jp/