2021
cafe Bungaku to カフェ「文学と汗」
文学が他人事にならないように
文学が他人事にならないように
宮崎発の文芸誌を発行・運営する「文学と汗編集部」が期間限定で行なった「カフェ 文学と汗」のイベントビジュアルのデザインをしました。
カフェ 文学と汗
2021年11月7日、14日、21日、28日
場所 ハコニワコーヒー
多くの人が文学に親しめる土壌づくり”をコンセプトに活動する文学と汗編集部が、宮崎市の街中に『カフェ文学と汗』を期間限定でオープン。文学的エッセンスが散りばめられた店内で、読書と執筆のお手伝い。テーブルに置かれた原稿用紙に綴ってもよし、積読本を読破するのもよし。あ、珈琲をテイクアウトするんだったら、執筆テーマのテイクアウトもいかがでしょうか?期間中にはイベントも開催します。11月の日曜日、ちょっとだけ文学時間、一緒に過ごしましょう。
「文学と汗」とは
文学が他人事にならないよう、汗というフィジカルな言葉で繋ぎとめました。
生身の、近しい人間から生み出されたものとして、文芸作品に触れて欲しい。
そう強く願いながら、本誌を編んでいます。
そんなコンセプトをもとに、宮崎にゆかりのある作家さんのエッセイ、短編小説、短歌、漫画、写真…様々な作品が収録され、第3号まで発行されています。
カフェ「文学と汗」の期間中は、カフェ店内に様々な文学作品から抜粋された一節が展示されたり、テーブル上にはオリジナルの原稿用紙が置かれ、コーヒーを飲みながら執筆活動もできるようになっていました。その場で作品を投稿することもでき、当日集まった作品はこちらから読むこともできます。
今回デザインを担当したのは、イベントロゴ、フライヤー、看板製作、原稿用紙、しおりです。ロゴデザインでは、「汗をかく文学」からイメージして、句読点でもあり、汗でもある真っ黒な雫と、たらりと汗をかいたようなオリジナルの書体を作りました。フライヤーは黒い「帯」がついた様な文庫本サイズ。しおりは、金のインクで昔ながらの活版印刷を。原稿用紙としおりは、第3号の付録としても使用され、文学と汗の世界観の拡張にひと役立てた様子で嬉しかったです。
この街で生まれる文学作品は、独特の共通点や感覚を感じ読むたびにワクワクします。次号もとても楽しみです。
- Client文学と汗
- Designウフラボ