2024
「If we could live together」 絵本「共に暮らせたら」

もっと知ってほしい、里親制度のこと

絵本「共に暮らせたら」 「If we could live together」

もっと知ってほしい、里親制度のこと

里親普及促進キャラクター「ももたんとかぐやん」を主人公にした絵本が完成しました。

「共に暮らせたら」
宮崎県・里親普及促進センターみやざき

2022年に制作したキャラクターとポスターの世界観をさらに物語として展開し、絵本にすることで、里親制度自体の理解を促進することを目的としています。

自分ごとに捉えることが、なかなか難しい里親制度について、キャラクターや絵本という触れやすいかたちで子どもから大人までコミュニケーションをとることで、より身近な話題になることを期待しています。もちろん、当事者の方や里親家庭を考えている方にも読んでいただける内容です。

内容は、未就学の子どもたちも理解できるように難しい表現は減らし、ももたんやかぐやんの生活を通して里親家庭を知ってもらえる様に工夫をしています。

また、里親家庭以外の社会的養育に携わる方との連携や、実親さん、里親さんとの関係性も、「桃から生まれる」「月へ行く」などのおとぎ話ならではのフィクションを交えやわらかくストーリーに織り交ぜています。

物語の制作では、宮崎県のこども家庭課、里親普及促進センターみやざきの皆さんがこれまで得た現場での経験や知見をたくさんお聞かせいただきました。そうしたヒアリングを元に、文筆家のグンジキナミさんにはデリケートな部分も含め、温かな世界観で伝えたい制度のことを物語にしていただきました。

挿絵では、ポスターには現れなかったももたんやかぐやんの友人、両親、養護施設の仲間たち、まちのひと、実親さんまでたくさんの新しいキャラクターが生まれました。桃から生まれた秘話や、かぐやんの未来のシーンを描くために、想像を広げるのは本当に楽しい時間でした。

絵本は無線綴じタイプと、上製本タイプがあり、上製本タイプの本は「こぐまちゃんシリーズ」(こぐま社)等の印刷も手がける磯崎印刷株式会社さんに製作していただきました。

絵本「共に暮らせたら」は宮崎県内の図書館や公共施設、保育・教育施設など様々なところに配布されています。興味のある方はぜひおお問い合わせください。

Client

宮崎県 こども政策局 こども家庭課
里親普及促進センターみやざき
TEL:0985-20-1220
〒880-0051 宮崎市江平西1丁目5番11号江平ビル105号